241人が本棚に入れています
本棚に追加
眩しくて、白くて、天井とか、壁とかの区別がつかない。
広いのか狭いのかもわからない空間で……、
いつもみたいに瑞葵に優しくない起こされ方をされました(泣)
でも、それよりもびっくりしたのは、
神様だと名乗る人が、私たちはもう死んでいるのだと、
言ったことでした……。
「いや、うん。
...そんなサラっと言われても困るんですけど!?」
「えー。そんな事言われても事実だからねぇ。
まぁ、私のミスでもあるから、気が済むまで殴るなり蹴るなりしてくれても構わないよ?」
え、いやいやいや。
神様を殴るとか、私には流石に出来ないし、したくないよ。
「え、まじで?w
じゃあ、遠慮なく!」ドスッ!ドスッ!
あ、ですよね。
瑞葵は遠慮なく殴るよね…(遠い目)
「…2発しか殴ってないけど、もういいの?」
「…え?あぁ、そうだね。僕と紗良の分だから。
どうせ紗良は殴ったりしないだろうから、代わりに。」
あ、うん。
よく分かってるよね。ホントに。
「なるほど…。
まぁ、私も特に怪我とかしてないからラッキーだと思っておくよ。
たまに本気で殴りかかってきて、気付かないうちに能力が発動してて結構痛い時とかあるからね。」
「「能力…?」」
「うん。能力。
人は誰しもその人特有の能力を持っているからね。」
「なるほど…。
じゃあ、僕達にもそう言うのあるの?」
「あるよ?」
え、、、
「本当に!?」キラキラ
「私たちに、能力が…」
「でも実感がないのはしょうがないんだ。
君たちが生きていた世界は、能力を持っていてもあまり必要としないし、まず持っている事にとても気付きにくい世界だからね。」
最初のコメントを投稿しよう!