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 とある方に恋をしてから、私は変わった。今まで辛いことがあったので、異性。つまり、女性のことを考えないようにしていた。  邪悪性は最悪で、女性のケースもあるはず。現にペック先生の「平気で嘘をつく人たち 虚偽と邪悪の心理学」でも、女性のケースが幾つかある。  けれども、私は女性をまったく知らない。知識もないので、さっぱりわからない領域だ。  このまま知らないで、研究もしないで人生終わろうとしていたのは、正直なところ少しはあった。  だって、女性の性格など、心理学でも勉強したことがないから。  全て母によって、暗黒に塗りつぶされている。  けれども、全ては内界だけでのこと。  心の中だけでのこと。  決して、現実じゃない。悪夢の世界だけのこと。
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