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「吉沢悠天くん、私と……付き合ってください!」
学校一ともいえるような美少女、宮川優奈が俺に唐突すぎる告白をしてきたのは、昼休みのことだ。
「えっと……宮川さん、何かのバツゲームで言ってるんですよね」
「いや、バツゲームじゃなくて……」
「大丈夫ですよ。宮川さんが俺を好きになる
はずないんですから」
俺は笑顔でそう言って、いつものように、一人で昼御飯を食べる。しかし、宮川の目には涙が浮かんでいるようだった。だが、その時間、彼女はそれ以上、俺に話しかけなくなった。
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