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足洗い場の場所を示す看板が立っている。
バス停にはもうバスが。
足についた砂を払い、靴を履く。
ラストスパートをかけた。
そして、バスへと飛び乗る。
座るとどっと疲れが押し寄せた。
「お疲れ様です」
向日葵は先程と変わらない様子で座っている。
不公平感が否めない。
気にしていたら余計に疲れる気がした。
それにしても、向日葵のことを受け入れつつあるかもしれないと思った。
どうして何だろう。
死というものに恐怖や一人でいることに寂しさを感じているのだろうか。
いろいろな考えが頭に浮かんでは沈んでいく。
隣では、ケーキ、シュークリームなどとひたすら連呼していた。
そういえば、駅に着いた時に食べると約束をしたことを思い出す。
はあとため息を漏れた。
考えることがバカらしくなる。
そしてまた、向日葵の方へ目をやった。
時間があったらコンビニで買ってやるか。
降りる場所に着いたら向日葵が騒ぐだろう。
今は疲れを取ろうと目を閉じた。
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