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「それじゃ……」
SEXを終えて30分くらい仮眠を取ると、銀髪の男は早々に身仕度を整えた。
彼はホテルから出るなり、西口の繁華街へ1人消えて行く。
その背中を見送ったところでわたしは火照ったカラダを冷ますため、マンションまでの夜道を歩き出した。
やっぱり、変だよね……。
SEXをした男の人数なんて、覚えてない。
だけど、きっとあの男のことは忘れられない。
わたしのカラダを優しく愛撫する指先。
卑猥な音を立て、敏感な部分を刺激する熱い舌。
何よりも、ナカを突かれる度に全身を駆け抜けた甘い快感。
究極の癒しを受けたあの時間には、痛みなんてなかった。
もう一度、抱いてほしいな……。
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