第1章:マオ【因果応報】

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男も女も関係ない。 人は皆、性欲には抗えない生き物。 それは、わたしも同じ。 快楽に零れる吐息。 軋むベッド。 池袋北口にあるラブホテル《Queen》 その7階の角に位置する部屋で、わたしはSEXの真っ最中。 肌と肌がぶつかり合う音と、自分の悲鳴にも似た喘ぎ声が響いている。 耳元で聞こえるのは、男の甘い吐息。 そして、わたしはナカを更に深く突かれる快感に溺れていく。 「あぁぁっ……!」 自分でも驚くほどの甲高い声。 だけどこれは、演技じゃない。 ヤバイ……もう……。 わたしがカラダを震わせたのとほぼ同時に男も短い呻き声を上げて、ナカで果てる。 ぐったりと横たわる銀髪の若い男の胸に抱かれたまま、わたしは重い瞼を閉じた……。
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