63人が本棚に入れています
本棚に追加
すぐさま、隣の席にいた2人の女性客が、ヤスヒトの綺麗な顔を見てざわめき始める。
確かに、テレビに出ている男性アイドルや俳優と比べても見劣りはしない。
むしろ、外見だけならば大多数の女性は見とれてしまう程だろう。
ところが、ヤスヒトが女性たちに一度会釈をすると、頬を赤らめた彼女たちは不思議なことに、その後こちらを見ることは無かった。
「ご注文はお決まりでしょうか?」
先程のウエイトレスも自身をアピールするかのようにヤスヒトの方へ顔を向けて、おしぼりとお冷をテーブルに置いた。
最初のコメントを投稿しよう!