第12章:邂逅遭遇 2

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すぐさま、隣の席にいた2人の女性客が、ヤスヒトの綺麗な顔を見てざわめき始める。 確かに、テレビに出ている男性アイドルや俳優と比べても見劣りはしない。 むしろ、外見だけならば大多数の女性は見とれてしまう程だろう。 ところが、ヤスヒトが女性たちに一度会釈をすると、頬を赤らめた彼女たちは不思議なことに、その後こちらを見ることは無かった。 「ご注文はお決まりでしょうか?」 先程のウエイトレスも自身をアピールするかのようにヤスヒトの方へ顔を向けて、おしぼりとお冷をテーブルに置いた。
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