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ヨウコはキッチンへ向かい、冷蔵庫から500mlのペットボトルを取り出すと、半分ほど残っていたミネラルウォーターを一気に飲み干した。
喉から胃へ流れる冷たさを感じながら、ヤスヒトの綺麗な顔を思い浮かべる。
高鳴る鼓動。
込み上げる情欲。
そして、死への恐怖。
―――― バカバカしい……。真実を知ることで命を落とすなんてこと、あるはずがないでしょ。
自身の不安を拭い去るように鼻で笑うと、ヨウコは身支度を整えて大塚警察署へ出勤した。
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