第1章:マオ【因果応報】

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ついさっき知り合った男とのSEX。 わたしにとって、それは当たり前の日常だ。 金を持った中年オヤジ。 女慣れしたイケメンの若者。 美味しい獲物を探す狩場として、様々な男が集まる夜の池袋は最適な街だった。 あっ、イイ男いるじゃん……。 地下からエスカレーターに乗って西口へ出てすぐに、今日の獲物を発見した。 広告が貼られた柱にもたれ掛かり、スマホを操作している銀髪の青年。 見た感じ、年はわたしと同じ20代前半かな? ジーンズに半袖の白シャツを着た美青年に、わたしの視線は釘付けになっていた。 誰かを待っているのかもしれない。 そう思いながら、ゆっくりと獲物へ近づいていく。
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