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「あなたカッコイイし、気に入っちゃった。私、カラダには結構自信あるんだけど……。試してみない?」
旦那は滅多に家へ帰ってこないし、SEXなんてもう何年もしてない。
このまま性欲を持て余すなんて、勿体ないじゃない?
私は本能の赴くままに彼の返事を待つことなく、唇を無理矢理押し付けた。
更に高まる性欲と、失われる理性。
青年の舌に自身の舌を絡めながら、彼のズボンのチャックに右手を伸ばす。
若い男の子とするのも良さそうね……。
しかし、ふと目を開けた瞬間飛び込んできた青年の冷めきった視線に、私は一瞬寒気を感じた。
えっ、何? この雰囲気?
さっきまでと全然違う。
「……お客様。本日のお代は結構ですので、お帰りください」
隙を突き、引き離すように両腕に力を込めた彼は乾いた口調でそう言い放つと、私の荷物を持ち出し、店の出入り口の方へ放り投げた。
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