ごめんね、束やんやん

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 ずずず~  「平和だね~」 どこがだよ! アサカハムハムお茶啜りながら声かける。 「あれ?ミズキンダは?」 「トイレ行ったっきり帰ってこないの」 さっきまでハムハムはミズキンダのトレーニングにお付き合い兼、監視。  アサカハムハム ちっちゃなハムスターだけど名トレーナーなんだぞー! すごいんだぞー!  「ミズキンダね、お腹の調子が悪いのか午後から何回もトイレ行ったり来たりなんだよ」 「アイツのことだから何か拾い食いでもしたんじゃねーの?」 「……うん、何か想像つくかも」 アサカハムハムがお茶菓子用のひまわりの種を用意しながら二人に説明。 やっぱり反省しないカイザー、また一服。 否定しようにも想像ついてサラ、苦笑。  "うわぁぁああああん!" 「うわっ!」 「何!?」 「ミズキンダの声?」 タイミング良く大気を揺るがすようなミズキンダの泣き声が響き渡る。  "あおぉぉぉぉん!!" 「……『雷鳴の 如く空裂き パンダ泣く』っなんちゃって♪」 一句詠み、テヘペロ顔のサラメンコ。 ぽくぽくぽく 歩きだす。 「ハムハム、添削してやれば?」 柵に寄りかかって振り返れば…… あれ? とぉっとこー、 はしるよハムハムー♪ まんなかー はしるよハムハムー♪
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