ごめんね、束やんやん

　「とりあえず束ちゃんへのバースデーケーキね」

ずっしり

「まあ！こんなにたくさんありがとうございます！」

たくさんあるから好きなの食べて♪

パンダとウマは部屋のすみっこ
ｶﾞﾀｶﾞﾀﾞｶﾞﾀﾞ

「よくこんなにたくさん注文したね」

ケーキを見てももが笑う。

「……ゲッターンマートでイケメン店員アッキーにツケてもらった」

小さな声で答えたよー。

「あそこのコンビニってツケできるんだ」

ハムハムも笑う。

「違うよ」

ぼてぼてぼて
ぴらり

「アッキーに頼んでゲッターンマートの店長宛でツケてもらったの」

ケーキの詳細、
出して披露。

『クリスマスケーキ３ホール、他、ケーキ盛り合わせ

ノルマ貢献ありがとうございます♪アッキーより』

「ああ、今度予定してる女子会の『クリスマス忘年会』のケーキもミズキンダさんが手配してくれましたのね」

束やん、にこにこ

「え？サラなんも聞いてないよ？」

さらりと暴露

あ、やばい

　「束やん、ごめんなさい！これ返すから許して！！」

冷や汗タラタラ、粉落ちた

パンダの手には『タッくん様専用』束やんのアルバム。