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「確かに、中村猛の携帯ですが、
どちら様!」
誰よこの女!?
秋菜はキッとなって答えた!!
「ワタシハ、アミーゴノ
ミセノ
キャサリン、イイマス。
アナタ、ダレデスカ?」
「猛の家内です!」
「タケルサンノ、
カナイ……カナイ、
ワカラナイ~。
カノジョジャナク……。
Mrs.ナカムラ?
オクサマデスカ?」
誰?
猛さんのスマホに電話なんてかけてくるなんて!
「そうです!」
「タケルサン、
イナイデスカ?」
「少々、お待ち下さい……。」
「パパ~、アミーゴのキャサリンさんから……。」
電話の相手に聞こえるようにわざと大声で、
秋菜は猛を呼んだ!!
主人は、ギョッとして、振り返る!
プラモの塗装で汚れたままの手で、
慌てて、スマホを持とうとする!?
秋菜は「ちょっと待って」のジェスチャーをして、
猛の手にビニールを被せてやってから、
スマホを持たせ、
その場を離れて部屋に戻った!
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