2章

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その頃現実世界では、意識不明者が続出していた。 「くそっ。あのVRの機械を外したら使用者の脳に電流を流すだと…。それだと確実に死ぬじゃねえか…。」 そう呟いたのは美滝竜牙。彼は警察である。 「たしかに、ね。僕も同感だよ。はい、コーヒー。」 そう言ったのは神楽坂俊光。 「おう、サンキュー。」 「まあ僕はミルクティーなんだけどね。」 「知るかよ。」 「そうだ、とっておきのアイテムを入手したんだ。」 するとそれは意識不明者が絶対に着けているVR機器だ。 「!?お前それどこで!?」 「とある知人が持っていてね。特殊改造をして、その電流が流れないようになったんだ。実験済みだよ。僕が被験者になってね。それを僕は低価格で借りたんだ。そこで提案がある。僕か竜牙が現実世界で捜査を続ける。もう片方がVRの世界で意識不明者を探すんだ。君の娘さんもこれやりたいって言ってたよね。その為にもこの事件は一刻も早く終わらせるべきだと思うんだ。」 「…!?」 「僕が行こうか?」 「…いや、俺に行かせてくれ。」 「君ならそう言うと思ったよ。ちょうどいいんじゃない?最近タバコ吸い過ぎてるしね。禁煙できるじゃん。」 と言い改造をしたVR機器を竜牙に渡した。 こうして竜牙はポケモンの世界に自由に出来るようになった。
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