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その頃現実世界では、意識不明者が続出していた。
「くそっ。あのVRの機械を外したら使用者の脳に電流を流すだと…。それだと確実に死ぬじゃねえか…。」
そう呟いたのは美滝竜牙。彼は警察である。
「たしかに、ね。僕も同感だよ。はい、コーヒー。」
そう言ったのは神楽坂俊光。
「おう、サンキュー。」
「まあ僕はミルクティーなんだけどね。」
「知るかよ。」
「そうだ、とっておきのアイテムを入手したんだ。」
するとそれは意識不明者が絶対に着けているVR機器だ。
「!?お前それどこで!?」
「とある知人が持っていてね。特殊改造をして、その電流が流れないようになったんだ。実験済みだよ。僕が被験者になってね。それを僕は低価格で借りたんだ。そこで提案がある。僕か竜牙が現実世界で捜査を続ける。もう片方がVRの世界で意識不明者を探すんだ。君の娘さんもこれやりたいって言ってたよね。その為にもこの事件は一刻も早く終わらせるべきだと思うんだ。」
「…!?」
「僕が行こうか?」
「…いや、俺に行かせてくれ。」
「君ならそう言うと思ったよ。ちょうどいいんじゃない?最近タバコ吸い過ぎてるしね。禁煙できるじゃん。」
と言い改造をしたVR機器を竜牙に渡した。
こうして竜牙はポケモンの世界に自由に出来るようになった。
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