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私は外に出た。
「会いたいよ…レイン…。貴方は今、どこにいるの…?」
と、呟く。
すると、
「ユリカ…!何だって君がここへ…!?」
と言って彼女に駆け寄る紫色の長い髪を後ろで束ねている神父の様な青年。
彼こそがユリカが探していたレインである。
「!?レイン…!」
と私は言い、最愛の彼に抱き着いた。
「ユリカ…。君のお腹には子どもがいるんだ。こんな所に来ちゃダメだ。」
「でも、雨斗がいなかったら…。」
2人は抱きしめ合っていた。
そんな2人はナギサが、
(イチャイチャしないで…。寝れないよ…。)
と思っていた事は知らない(笑)
ユリカ視点終了
ゼロ視点
「起きてゼロ君…。」
「んぁ…?」
俺はリンに起こされた。
「おはよう…。どうした?」
「おはよう。起きたらね、ユリカさんの布団で知らない男の人が、ユリカさんと寝てるんだけど…。」
「!?それ大丈夫なのかよ!?」
と俺が聞くと、いかにも寝不足という雰囲気が出ているナギサが、
「お兄、リンさん…。その人大丈夫だよ。その人がユリカさんの探してたレインさんだから…。」
と教えてくれたが、
「そんなに寝てねえのか?」
「寝られないよ…!だって急にイチャイチャし始めたんだもん…!トイレも我慢してたんだから…、あ、ヤバい。トイレー!」
ナギサはトイレに駆け込んだ。
「この人がレインか…。ジョブは神父っぽいな。…にしても、何処かで見た事がある気がする。」
するとリンが
「開発者の1人じゃなかった?製作発表の時に柳川黒樹の隣にいた眼鏡の人じゃない?」
と言った。
「…そうか。どうりで見た事があるわけだ。」
と俺は納得した。
そしてナギサもトイレから戻ってきた。
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