2章

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「フッ…よかろう、迎え撃ってやる!」 パルキアはそう言った。 「人間の言葉を…。なるほど、な。ただのNPCではないようだ。」 (そう言えばなんでパルキアは私を助けてくれたんだろう…。本来ならNPCで黒樹がこのようなミスをする筈が無いのに。) と思っていたユリカ。 そんな中俺は、 「手加減無しだ!本気で行くぞ!リザードン!ドラゴンクロー!」 と俺はメガリザードンXに指示する。 パルキアの肩にヒットさせたようだ。 「…!?パルキア!」 「…大丈夫だ!それよりも指示をくれ!アイツらヤバイぞ。動きがシンクロしていたぞ!」 その言葉を聞いたリンは、 (シンクロ…?アニメのサトシゲッコウガみたいに…?) と思っていた。 「パルキア!亜空切断!」 パルキアは俺のリザードンに亜空切断を放った。 リザードンに亜空切断が命中した。すると、 「…!?」 俺の体にも痛みが走った。 「お兄!」 「ゼロ君!(もしかしてシンクロって絆現象!?でもゲッコウガとするならまだしも、何でリザードンと!?)」 「!?パルキア、中断して!!」 その言葉を最後に、俺は気を失った。 (そう言えば何で私、パルキアの思っている事が分かったんだろう…?) そしてそれを見ていた銀色の髪の短髪の青年と、茶色のウェーブがかった長髪を後ろに繋いでいる巫女風の姿の女性が、 「あの子がシンクの後輩君?」 銀髪の青年はシンクといらしい。 「うん。彼はどうかな?リザードンをメガシンカさせた状態で不思議なゲッコウガの様な現象の予兆みたいなものが見れたから、ランドロスに合わせるには良いと思うんだけど。」 「そうね、候補にしておくわ。」 そして2人はトルネロスとボルトロスを出して、その場を去った。
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