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「迷惑でなければ、ゲームクリアにご一緒してもいいですか?」
とユリカは言ってきた。
「まあ、断る理由も無いし、さっきのボスポケモンを捕獲できるチャンスを貰えたお礼もしたいしな。」
「そうだね。」
「寧ろこっちからお願いしますよ!」
上から俺、リン、ナギサ。
「ありがとうございます…!」
「とりあえず、今日はもう遅いから寝るか。」
そして翌朝。
「皆さん!アレがボスポケモンです!」
ユリカが指差した方を見ると、ゲッコウガがいて、それを倒すかのように沢山のトレーナーがゲッコウガを囲んでいた。
「へぇ、ボスポケモンって伝説級だけじゃないんだな。」
「まあ、さすがに序盤から伝説級のポケモンを出すとゲームバランスが崩壊するとの事です。この頃はクロキもまだ…。」
するとリンが、
「ねえ、ゼロ君、ナギサちゃん。これ、何かに似てない?」
「えっ…。まさか!」
「もしかしてこれってレイドバトル!?」
そう、ポケモンをリアルで捕まえたりできるあのアプリにそっくりだった。
「そして、ゲッコウガか。俺のパーティには必要なポケモンだ。よし、待っててくれ。捕獲してくる!」
「しょうがないなぁお兄は。ゲッコウガは譲るけど、次の水ポケモンは私の番だからね。」
「すまない、ありがとうナギサ。」
と言い俺は相棒のリザードンと共にゲッコウガの元へ駆け出した。
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