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ソファーの上で重なる俺と音翔を見て、絶句する音翔の兄、義経。
しかし固まっていたのは一瞬で。
「おまっ、俺の音翔に何してやがる!このサンタ服ホモ野郎!!」
鬼の形相で俺を罵倒すると、音翔を抱き上げ自分の足の間に座らせた。
何もされなかったか?と音翔の黒髪に顔を埋めて匂いを嗅ぐその姿は、どこからどう見てもショタコンホモ野郎だ。
「花梯くん、音翔につきあってくれた分の給料払うから直ちに帰ってくれ。」
一刻も早く立ち去れと厄介払いする義経に、こちらもやり返す。
「金はいいんで、こっち貰います。」
素早く音翔の手を取ると、その指先に口づけた。
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