side 花梯恭史《かていきょうし》

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「なっ、おまえ!本気でホモかよ!?」 「だったら何?……ああ、あんたもしてほしいの?くくっ、いいぜ?」 「は?ふざけ……、ちょっ、待っ──」 抵抗する間も与えず音翔ごとソファーの張り地に沈める。 互いの息がかかる距離まで義経に顔を寄せると、囁いた。 「あんたの溺愛する音翔の目の前で、キスしてやるよ。」 「っ、おまえ!嫌がらせが過ぎんだろが!!何のためにこんなっ」 「教えてやろうか?それはな……」 俺の狙ってんのが、 あんただからだよ。 そう言いかけた瞬間──
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