消せない恋心~嫉妬と誤解

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*** なかなかやってこない遼太郎との接点は、その翌週、唐突に訪れた。 スタート時から続いていた視察と情報収集が一段落すると、次はその膨大な情報の整理とデータ分析が待っていた。 全員で情報共有しディスカッションするためのプレゼンテーションの準備もある。 着工してしまえばもう元には戻せない。 街の未来をデザインするこのプロセスはとても重要で、プロジェクトチームは連夜の残業が続いていた。 「ゴミ捨ててきます。何か捨てるものあります?」 「いや……大丈夫」 空き缶を片手に声をかけると、西岡課長はパソコンの画面に顔がくっつくほど集中していて上の空だった
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