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これでなくては、菱川班ではなかった。このチームはただ堅苦しいだけのトップチームではないのだ。だが、ジョージ亡き今、新たな課題が生まれていた。
副指揮官をどうするか?
さらに欠員となった一名をどう補充するか?
それはチームワークだけでなく、チーム全体の戦力を左右する問題だった。
タツオは真剣な顔でいった。
「みんな、きいてくれ。ジョージが戻ってくるのを待ってはいられない。ここでぼくは副指揮官を指名しようと思う。みんなの意見があるなら、きかせて欲しい」
6人は巨大な3Dホログラフのスクリーンに橋の集合していた。眼下ではまだ氾の港に集合した大艦隊が浮かんでいる。
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