第1章 女の子が降ってきた

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「中に入るよ。」 「おう。」 中に入ると、キッチンの前に小さなテーブルが置いてあって、小さな椅子が並べてあった。 「朝ご飯は?」 「まだ。今、起きたばっかなんだ。」 「ふうん。」 冷蔵庫を覗く孔明は、卵を二つ取り出した。 「今日はいい天気だよ。」 「そうだな。」 「布団、干しなよ。」 よせばいいのに、余計なお世話を口走った私は、椅子から立ち上がると、孔明が寝ていたベッドの布団をはいだ。 「おい!止めろ、千晶。」 孔明が振り向いた時には、既に遅かった。 私の目の前に、裸のお姉さんが横たわっていたからだ。 「な、な、な、!」 「ふぁー!もう朝?」 布団で胸を隠し、長い足をベッドから放り出す。
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