第5章 放心状態

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「もちろん、孔明が嫌じゃなければだけど……」 「いいよ。」 孔明の返事に、涙が止まった。 「そうだな。明日は千晶と一緒に、パーッとクリスマスやるか!」 そう言って孔明は、急に立ち上がると、『んー!』と背伸びをした。 「いつまでも腐っていると、ららに笑われるからな。」 「そうだよ。」 そして私達は、雪が止んだ次の日。 クリスマスの飾りや、食材を買って来て、夜二人でパーティーをした。 もしかしたら、ひな野さん来ないかなと思ったけれど、彼女なりに気を遣ったらしい。 一晩、一度も尋ねては来なかった。 「孔明、好きだよ。」 さらりと言った、告白の言葉。 「ああ。俺も千晶の事、好きだぜ?」
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