191人が本棚に入れています
本棚に追加
喫茶店ひまわりも、当初は誰も客が来ない店になっていたが、
今は結構な人数の客が来ていた。
心霊現象の原因は、この屋上にある木が、壱樹村と繋がっているせいであった。
原因が分かれば対応できるので、今は心霊現象はない。
喫茶店ひまわりの厨房に入ると、志摩の箪笥を置いた。
志摩は手を出すと、凄いスピードで洗い物を片付け始める。
「上月、おかえり」
店番をしていたのは李下(りか)であった。
李下は、村の公務員で暗殺部隊であった。
しかし、日中は、俺の代わりに喫茶店ひまわりの店員をしていてくれる。
「いつも、ありがとうございます」
俺は李下に礼を言うと、エプロンを掛けた。
最初のコメントを投稿しよう!