ワールド・オブ・ザ・デスゲーム

プロローグ

　この世界には人類と亜人と言われる数多の種族がいた。人類は武器や己の身体を使った戦闘、魔法を使った戦闘などオールラウンダーに優れた力を持っており、亜人にはエルフやドワーフ、鬼族など人類とは異なる見た目を持ち、種族によって魔法や技術、戦闘など一部の力に優れている。

　中でもエルフは魔法や魔力量に関して他の種族より優れており、ドワーフは武器や防具などの技術的な能力に優れ、鬼族は力や戦闘力に優れていた。

　元々この世界は複数の国があり、国ごと、領地ごとに種族で別れ、時たま領地争い、種族間争い等で戦争が起きてはいたが、比較的平和におのおの暮らしていた。だが、その平和もある存在たちの出現によって崩れ去っていった。

　それが俗にいう魔物だ。魔物は姿形は様々だが基本的に動物に似ており、凶暴的である。そして魔物は力の無い種族からどんどん滅ぼして行った。誰がなんのいたずらで魔物を発生させたか、誰も分からず、魔物は基本的に滅ぼした国や領地で起きた地割れや魔物同士での繁殖で増え続け、次第に世界の9割は魔物に支配されてしまった。

エイガルドーーーーーーーーーーーーーー魔物と人類・亜人が長い戦いの果てに唯一守ることが出来た街であり、世界の中心に位置する巨大都市だ。この街には自身の領地を滅ぼされ、命からがらに逃げてきた難民、失った領地を取り戻すためこの街を拠点に魔物と戦うために来た者が半々で住んでいる。