第二章 三日月の導き

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第二章 三日月の導き

気がつくと、そこは知らない場所だった。 病院だろうか? 私はベットの上に寝かされていた。 ーーなんで、私は寝てるんだっけ? 「あ……。」 私は倒れたんだ。 菜乃花は本当に死んでしまったのだろうか、そんな心配が体中を巡る。 でも、そんなことは今は関係ない。 と体中が私の考えを拒否する。 代わりにフワフワしているような、現実離れした感覚が漂っている。 「ガタンッ!!」 不意にベットの横で音がした。
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