プロローグ 心のピース

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プロローグ 心のピース

何かがおかしい……。 そう思い始めたのはいつ頃からだろうか。 別に私は多くのものを望んだ訳でもなく、別に不満があった訳でも、勿論ない。 自分で言うのもあれだが、私は顔は整っている方だと思っている。 それに、成績もいい方だと思っている。 じゃあ、何なんだ!って……。 ーーそれは、心だ。 は?何言ってんの? そう思うのが普通だ。 あの事件があってからからというもの、私は心が欠けたような、そんな気がする。 友達はどんどん離れていき、「孤独」という名の暗い闇が私を覆っている。
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