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「遊さん、起きてください」
レイの声がする。
起きてください、かなんか新婚みたいだな…
「もう、遊さん?起きてますよね?」
「…ああ、悪いな。起こされることがこんなに幸せだとは思っていなくて」
わけが分からなかったらしく首を傾げる
苦笑して頭を撫でると、気持ちよさそうに目を閉じてじっとしている
「昨日は悪かったな、いきなりがっつかれて驚いただろう?」
「…いえ、その……あんなふうに求められたのは初めてで、それに僕のことが好きなんだって触れるたびに伝わってきて嬉しかったんです。だから謝らないでください」
ほんのり頬を赤く染めながら言う姿にきゅんときた
昨日から初めてばかりだ
(恋をするってすごいな)
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