金髪の少女と紫色の髪をした男

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「ならその特性がつけば、俺と付き合うんだな?」 「考えてあげてもいいわよってだけ。でも十分じゃない?今は掠りも引っ掛かりもしてないんだから」 「…マジか…掠りすらしてないのかよ」 ノアの言葉にハイドはため息しか出ない。好きな相手に興味すら持たれていない事がわかったからだ。 「あなた、顔は良いんだから頑張りなさいよ」 「……顔は好み?」 「そうね、貴方の顔は嫌いじゃないわよ。結構好みだわ」 目を細めて笑う彼女にハイドは視線を反らす。 「……たまにそうやって素で褒められるとガチでやべーんだけど……」
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