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可能性① 本国からの追手(ザックの客)
日英の諜報機関間でごく秘密裏に進行した計画とはいえ、奴らなら気づくだろう。データ上は死亡したことになっているが、ザックが存命していることに。
だが、移住の直接的きっかけになった事件――母親による父親焼殺事件――は、連中にとっても想定外だったはず。母親の暴走を予見できていたら、ことはもっと流麗に進んだはずだ。
結果として、インターポールと国の司法・諜報機関の連携強化および、複数の協力国(含む日本)による包囲網はより堅固になった。今は表立った行動を控えるはず。そもそも、こんなやり方はやつららしくない。
可能性② 俺の客①狡猾
俺の生存が安眠を妨げていると考える客は少なからずいる。そいつらの誰かが、この機に乗じて手向けの花を贈ってきたのだろう。やってくれる。
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