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「……わーってるよ。そっちは任せておけや、俺を信用しろ。おまえらへのプレゼントにしたって、十分ご期待に添えるシロモノだぜ? まだ教えるわけにはいかねぇが」
「もったいぶっちゃって」
「つーかな、俺ぁ四面楚歌なワケよ。そう言ったぞ!?
内部協力は得られそうにないの。ゼロどころかマイナスなの。信用できないの、誰も。
でなきゃ、はなっからおまえに頼んだりしねぇし。
オジサンはもういっぱいいっぱいデス。おまえと闘う気力は残ってません。
ったく、食えない人間に育っちまいやがって」
ニッコリ笑う由宇次郎に、
「いい笑顔だな、オイ」「高級ホテル並みの待遇してやるから、さっさと始めてくれ」と残して、染谷は会議室を出て行った。
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