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いや、分かんないんだけど。そんな話、初めて聞いた。由宇次郎のヤツ、知ってて黙ってたんだ。僕に話さなきゃならない立場だってこと、分かってるんだろうか?
とにかく、本部の耳には入れておかないと……横から真宮がイヤ~な笑顔を向けてくる。
「あんだよ?」
「いやよぉ、これは純粋に好奇心からなんだけどよぉ……おまえは貰ったことねぇのかなって。そういう嫌がらせとか中傷のメール?」
「…………あったら何だって?」
「ヒャハハ~、やっぱり~?」
笑い転げる真宮。何でそんなに嬉しそうなんだ? 見ろ、来島さんが対応に困ってんだろーが。
「いやー、外さないねぇ(笑)。おまえの人でなしっぷりからすれば当然だよな!? 俺らにはいいヤツなのにさー、何で女の扱いはあんなにぞんざいなんだか」
誰が女だって言った、誰が。女だけど。
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