3. Aftereffects Ⅲ

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「確かにな。だが、職業柄とは言い切れない。観察眼を鋭くしてあたりを見てみろ、皆どこかしらおかしいことに気づく。  本人もおまえらも、おかしい、変だと認識するのを拒んでいるだけさ。  気づいちまったら最後、妙な連中だらけでこっちがおかしくなっちまうからな」  ドッグの腕にはA.I.が装着されていない。どうしてなのか訊ねたら、 「誰であれ、俺の邪魔をすることは許さない」  なんていうわけの分からない返しがきて、何が面白いのか、真宮はテーブルをバンバン叩いてウケまくっていた。 『でもだって、装着は国民の義務だろう!?』  怪訝な顔の僕をニヤリ見つめ、ドッグは言った。 「俺にA.I.()は不用だ。なぜなら俺自身が“神”だから(爆)」
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