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「今回狙われているのは警察内部の人間よ。罪の無い民間人ではないわ。警察の中でのことは警察で処理すればいい。エリちゃんが犯罪者になってまで守らなくてはならないことかしら?」
「相手が誰であろうと救うのが我が信念だ。ただでさえ、先ほどの戦いでは救えなかった者もいるのだからな」
そうだ。
エリザさんは、本当は誰よりも優しいのだ。
優しいがゆえに、自らの無力さが許せないのだ。
でも、このままじゃエリザさんが追われる身になってしまう。
いったい僕はどうすればいいのだろう。
色々な感情が、脳内で渦巻いていた。
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