第八話:弔いの銃弾

24/77
前へ
/178ページ
次へ
「なんだ……?」 不意に、エリザさんが何かに気づいたように車を止める。 「どうしたんですか?」 その行動に、僕は疑問符。 「トウゴ、自分の瞼を押してみろ」 「はい……?」 「いいから早くしろ」 僕はエリザさんの言に従い、自分の瞼を押す。 その瞬間、僕の瞳にカメラのような倍率表示が現れた。 「レーダー機能、ズーム機能、フラッシュ機能、自撮り盛り機能などが付属した高性能カメラだ。これを利用して前方を確認しろ」 「もうなんでもありっすね……」 僕はため息がてら、車の前方を確認。 そこに見えた物に、僕は驚愕した。
/178ページ

最初のコメントを投稿しよう!

69人が本棚に入れています
本棚に追加