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「なんだあれ……」
そこに見えたものは、まるで近未来SFの世界から飛び出してきたような、パワードスーツ。
周囲の人々の奇異の視線などお構いなしに、こちらに向かってきている。
「エリザさん! 敵です! 迎撃しましょう!」
「了解だ!」
エリザさんの言葉と共に、パトカーのフロントガラスが金属で覆われ、その代わりに巨大なモニターが表示される。
「紫苑が制作してくれた新型だ。これについては私達しか知りえていない情報だ。裏をかくにはもってこいだろう?」
「ですね……。てか、僕も知りませんでしたけど!」
僕の不満の声と共に、激しい発射音が響いた。
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