第八話:弔いの銃弾

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「相手は周りのことなど気にしていない、いったん場所を変えるぞ!」 「は、はいっ!」 エリザさんがハンドルを急旋回し、猛スピードで加速する。 だが相手はそれを上回らんとするスピードで追いすがる。 「おかしい……! まるでこの車のことを事前に知っていたかのような動きだ……」 エリザさんが、背後のパワードスーツに向かって疑問の声。 確かに、先ほどの砲弾にしても迷いもなくたたき落したのはおかしい話なのだ。 爆発しないという保証は、どこにもなかったのだから。
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