第八話:弔いの銃弾

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「ああっ!!」 不意に津坂の腕がワイヤーで伸ばされ、堂本さんの奥さんをつかみ取る。 「津坂さん……!?」 その瞬間、堂本さんの奥さんが、パワードスーツめがけて言葉を放つ。 津坂は戸惑ったように動きを止める。 「わからないとでも思ったの? バカね……女は一度抱かれた男のことはしっかり覚えているのよ」 キッとにらみつける奥さんの瞳は、冷たい炎が燃えていた。
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