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「危ない!!」
津坂が放つ銃弾を、僕は自らの身体で受ける。
「トウゴさん……ありがとうございます!」
マキナさんの瞳に、涙。
あの日と同じ。
マキナさんが殺されたあの日の、ライブ会場での出来事が反芻された。
「馬鹿め……!」
不意に響くエリザさんの声。
津坂の腹部から生える、ハサミの切っ先。
「これが私の本来の武器だ。整備中だったのだが、マキナの医療隊がたった今届けてくれたのだ」
エリザさんが静かに呟く。
その声色は冷たかった。
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