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「トウゴさん! 大丈夫なのですか!?」
マキナさんが僕に呼びかけ、傷を確認。
「ひどい怪我なのです……! 強化されてるからって、無理は禁物なのですよ!」
「前と同じですよ。マキナさんを護りたかっただけです」
僕がそう返すと、マキナさんは申し訳なさそうな表情。
「ごめんなさい。記憶にないのです。もしかして、私が死んだ当日の話なのですか? だとしたら、共有できてないかもなのです」
「共有……? お前、いったいなんなんだ?」
エリザさんが、マキナさんを見つめてすごむ。
マキナさんは少し切なげにわらうと、囁くように言った。
「あとで、全部話すのです」
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