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「今さらそんなことを言っても、彼を困らせるだけですから……」
マキナの顔には、笑み。
しかしそれは、悲しげだった。
「私はもう、人間ではないのです。子供も作れないし、これから何か予想外のトラブルがあるかもわかりません。そんな私に好きと言われても、困っちゃいますでしょう?」
「僕だったらマキちゃんから告白されたらうれしいけどね。人間であるとか無いとか関係なく、ね」
「ありがとうございます。でも、やっぱりだめです。だって……」
マキナがフッと目を伏せる。
「トウゴ君は、優しすぎるのですもん……」
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