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「調子に乘るな、なのです」
「いたっ」
マキナが紫苑の額にデコピン。
しかしその表情には笑みがあった。
「ひっどいなぁ。僕にも少しくらい良い思いさせてくれてもいいじゃないか」
「紫苑さんはどんどんエスカレートしそうだから怖いのです。危険人物であることには変わりないのですよ」
「もう、エリちゃんみたいなこと言わないでよ」
紫苑が大きなため息。
その瞬間、研究所の電話が鳴り響いた。
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