ザ・クリーナー～警察庁クズ人間処分課～

第八話:弔いの銃弾

「エリちゃん達はできる限り一般人を巻き込まないよう、住民の避難やできる限り安全な場所への移動を最優先していたはずだよ。そうでなければもっと甚大な被害が出ていた。どうもきな臭いね」

紫苑の言葉に、リョウコが頷く。

「疎まれているのでしょうね。超法規的に悪を裁く私達の存在は」

「命がけで頑張っているのに、ひどい仕打ちです……！」

マキナが唇を噛み締めて言葉を絞り出す。

その瞬間、部屋にエリザとトウゴが帰還した。