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「状況は極めて悪いわ。敵は内部から私達をつぶそうとしてる。でも、ここをなんとか凌いで、道化師に裁きを下しましょう」
「ああ、了解だ」
「はい!」
「はいなのです!」
リョウコさんの言葉に、僕たちは一斉に返事をする。
だが、本当に大丈夫なのだろうか。
いつか、自分が犯罪者になることと目の前にいる人間を助けることの二拓を迫られる時が来るかもしれない。
その時、僕は正義のために動くことができるのだろうか。
僕にはまだ、自分の意思が分からなかった。
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