第九話:決意の離脱

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*** 「僕達、どうなるんでしょうね」 僕は、紫苑さんとマキナさんと一緒に、研究室でコーヒーを飲んでいた。 エリザさんとリョウコさんは、部屋に残ってなにやら話をしている。 僕は紫苑さんの誘いで、席を外したのだ。 「僕さ、個人的に今回の件について考えたことがあるんだ」 紫苑さんがゆっくりと口を開く。 「道化師はさ、怒っているんじゃないかな。君たちに対して」 「そんなの当然じゃないですか。僕たちは目の上のたんこぶでしょう」 僕は紫苑さんに言う。 だが、紫苑さんの表情は晴れなかった。
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