第一話:幼女狩りゲーム

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※※※ 「おちゅかれさまです!!」 「ありがとう」 僕に向かって敬礼してくる小さな女の子に、僕も敬礼を返す。 とある百円均一の警備員に就任して、もうすぐ一年になる。 今日はもうすぐ閉店。 面倒なことは起きてないし、このまま平和に……。 「おい、マキナ! この皿はいくらだ!?」 「ここは全部百円なのですよ」 「なんだと! それはおかしい! もしや奴隷か何かを使って……」 「うふふふ、違うわよ。大量生産で安くあげてるのだと思うわ」 ……あれー? なんか、向こうにとても面倒くさそうな集団がいるぞー? 横目でちらりと見てみると、気の強そうなショートヘアのグラマーな女性とピンク色のツインテールの少女と髪をまとめたおっとりした女性が、やいのやいのと会話していた。 「なるほど。粗製濫造というわけか。まあそれが顧客に求められているのならば否定はせん」 ふんすっ! と鼻息を荒げてショートヘアの女性が語る。  「あ、私。ちょっと花摘みいきまーす!」 「あら、じゃあ私も」 「おい、私を置いていく気か!」 そして三人は、連れ立ってトイレへと向かう。 正直うるさいけど、まあほっとこ…… ーーガシャーン!! 「!?」 次の瞬間、弾け飛ぶ硝子。響く轟音。 この時、僕の人生は大きく姿を変えた。
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