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「何事だ!?」
「なんてこと……」
「ひどい……!」
続けざまに聞こえてきたのは、先ほどの三人の声。
「こっちの女性はもうだめね。警備員の子はまだ何とかなるかも……」
声が、耳元に近づいてくる。
この三人、警察か何かだったのだろうか。
「目撃者の証言で犯人の向かった方向と車種がわかったわ。追いましょう!」
「マキナ、この男も連れていけ。車内で治療する」
「えー。重いー。エリちゃん人使い荒いですよ、もー」
そう言いながらも、僕の身体が持ち上げられる。
見れば、僕を持ち上げているのは桃色髪の小柄な少女。
いったい、彼女達は何者なんだ!?
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