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「でも、もちろん事件として立件はできるわ。取り合えずお偉いさんに動画を見せて、処理に対してお伺いを立てて上げる。エリザとトウゴ君は津坂のところへ向かって」
「了解だ」
「はいっ!」
リョウコさんの言葉に敬礼を返し、僕たちは部屋を出る。
「エリザさん、もし処分許可がでなかったらどうしますか?」
「どうもこうもない。逮捕した上で司法に任せる」
「そうなっちゃいますよね……」
エリザさんの言葉に、僕は俯く。
マキナさんを犯し、嬉々として拷問した男。
できれば、この手で殺したかった。
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