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「着いた着いた」
「おい! どっちが勝ちか、早く数えようぜ!」
不意に二台の車が乗り付け、現れる男達。
「一台につき三人。合計六人ね。実行犯と運転手かな?」
そう語るマキナさんは、冷静。
「おい、その前に邪魔な奴らがいるみたいだぜ」
「ぶっ殺してやるか!」
こちらに気づいた男達が一斉に声をあげる。
しかしその瞬間に響く、けたたましい銃声。
「……語るな。貴様らにその価値はない」
聞こえてくるのは、エリちゃんの声。
それは、静かな怒りに満ちていた。
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