第八話:弔いの銃弾

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「こんにちは!」 やがて現れたのは、気弱そうなめがねの青年。 だが、僕はその顔に確かに見覚えがあった。 「あなたが……堂本さん」 脳裏に浮かぶ、光景。 マキナさんの腹にナイフを突き立てる、こいつの姿。 忘れることなど、できるはずがなかった。 「すまんな。ウソを吐いて呼び出したりして」 不意にエリザさんが、懐に手を入れる。 そして取り出したのは、警察手帳だった。 「警察だ。貴様に聞きたいことがある。分かっているな?」 その瞬間、堂本の顔がみるみる青くなった。
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